文化財・文化遺産
区分で絞り込む
キーワード
種別

絹本著色二河白道図

区分 国指定・重要文化財
種別 絵画
員数 1幅
大きさ 縦91.5cm 横35cm
所在場所 -
公開・非公開
none
none

詳細

附指定 知恩院第三十二世住職雄誉霊厳極め状

二河白道図には、画面上部の極楽浄土で宝楼閣を背景に、中央の宝台に阿弥陀三尊を描いて構図を左右対象にとるものと、左右対象をくずして構図を斜めにとるものとの二大別がある。本図は後者にあたり、鎌倉時代後期作とされる重要文化財の文化庁本の構図と同一で、諸尊の様式、火焔・水波の様式は極めて近似しており、著色も同風であり、絵絹の組成上からみても鎌倉末期までは下らない作品である。

二河を斜に描いてより絵画的になっている鎌倉末期の京都清涼寺本や、二河に石畳模様の堤を描いて説明的要素を加えている南北朝期の米国シアトル美術館本より古様である。

ページのトップに戻る