津島市の歴史・文化遺産
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絹本著色阿弥陀・十一面観音・地蔵三尊画像
区分 | 県指定 |
種別 | 絵画 |
員数 | 1幅 |
大きさ | 縦87cm 横38.5cm |
所在場所 | - |
公開・非公開 |
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詳細
普通、阿弥陀三尊図といえば阿弥陀如来・観音・勢至両菩薩を描く。この三尊が雲に乗る形であれば阿弥陀三尊来迎図というのが常識である。
浄土教の来迎図には地蔵が参加する例はしばしば見られるが、十一面のような密教的仏像が配されることは珍しい。これは本図の一特色で、重要な仏教図像の資料として見るべきものがある。
三尊の背景の群青地は黒ずんでいるが、中尊弥陀の金色はさすがに金彩色だけに退色は少なく、金紋は鮮やかである。また、泥描きではあるが麻の葉、ぼたん、唐草、網目、卍字つなぎを始め、文様を網羅した観がある。このような文様は両脇侍にも施され、全体に金彩の集約的趣向があるのも本図のもう一つの特色である。室町初期か、南北朝の作。