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天王お蔭げ絵本津島の渡り

天王お蔭げ絵本津島の渡り
区分 市指定
種別 書跡
員数 1冊
大きさ 縦23.4cm 横16.5cm 本文19丁
所在場所 -
公開・非公開
none
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詳細

天保3年(1832)5月初旬、熱田に疫病が流行し熱田神宮へ祈願の結果、津島牛頭天王へ参詣するようにと託宣があって参詣がはじまり、名古屋城下から近在まで広がり、「津島の天王お蔭参り」と称して城下町人は揃いの衣装・飾り物・鳴り物に華美をつくし、町毎に群集して狂乱的な参詣道中になった。

これを歌月庵喜笑(小田切春江)が戯作的に描写した絵本で柴田屋与右衛門の貸本である。ちなみに東洋文庫にも同本の大野屋惣八貸本が所蔵されており、版本でなく筆写本ではあるが、当時流行作品であったことが推察される。

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