津島市の歴史・文化遺産
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古今抄延五記
区分 | 市指定 |
種別 | 書跡 |
員数 | 19冊 |
大きさ | 縦27.2cm 横17.3cm |
所在場所 | - |
公開・非公開 |
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詳細
延徳4年(1492)10月26日付で、堯恵が藤原憲輔に書写相伝した『古今集』の歌注書二十巻の版本で、二条流のうち宗祗派に対する堯恵派の古今伝授の教説が知られる。刊記がなく初刊年次は不詳であり、寛永10年(1633)の『増補書籍目録』に出ている『延五記』との関係も未詳である。
巻一は欠本であるが、元題簽・元表紙で保存も良く、各巻頭に天王社神主氷室豊長(歌号長翁)の斎館号「椿園」の朱印があり、長翁の蔵書であったことが知られる。二条流に対して新歌風を立てた桂園香川景樹の門人で援助者であり、『桂花余香』の著者である長翁が二条流古今伝来の注釈書を蔵していたことは、長翁の歌学の広さを示すものとして興味深い。