津島市の歴史・文化遺産
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下新田のフジ
区分 | 県指定 |
種別 | 天然記念物 |
員数 | 200㎡ |
大きさ | 東株:胸高囲1.8m 根囲4.5m/西株:胸高囲2m 根囲2m |
所在場所 | - |
公開・非公開 |
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詳細
棚の面積約200㎡を2株でおおう古来有名なフジである。
東株は根元が三分しており、西株は分かれていない。棚の高さは2.2mで、ここから長さ50~90cmの房状の花をつける。花は基部から先端へと咲く。樹勢はよく、茎は長くのびている。葉は若葉の頃は毛があるが、のち無毛となる。春から初夏にかけて花をつけるので種名はノダフジである。昭和60年5月の実測では、最も長い花房は120cmもあった。
幕末の志士藤本鉄石が安政3年(1856)ここを訪れ、このフジをたたえた。当時ここは佐屋川に臨み、多度山を遠望できることから川と山と藤の碧をたたえ、この家を三碧楼と名付けたという。今その風景はない。