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津島の透明鱗のギンブナ(エベツサマ)

津島の透明鱗のギンブナ(エベツサマ)
区分 市指定
種別 天然記念物
員数 -
大きさ -
所在場所 市内全域
公開・非公開
none
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詳細

海部・津島地方には、俗称「エベツサマ」という体が金色に輝き鰓や筋肉の一部が赤い美しい魚が生息しており、時々採集できる。

この魚は、発生学的には突然変異により黒色色素が著しく減少ないしは無くなってしまったために、鱗が透明ないしは金色になった魚なのである。この魚は天王川公園の池にも、わずかだが生息している。

水道が普及する以前、各家庭の井戸にはボウフラ退治や水質監視のためにフナを一~二匹飼育していた。この魚は幸運をもたらすと伝えており、井戸や水槽などで大切に飼育していた。そして初冬のエビス講の日に川へ返すとお金持ちになるとの言い伝えがあり、川への放流が行われていた。民俗学的にも面白い魚である。

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